スティックタイプ降雪機 テクノアルピン ランス

テクノアルピン ランス / Techno Alpin Lance

その形状からスティックタイプ降雪機と呼ばれる「テクノアルピン ランス」は、従来型のガンタイプ降雪機に比べてエアコンプレッサに要するエネルギー消費を大幅に削減した、ランニングコスト対策および環境対策の両面で大きなメリットを発揮する省エネルギー型降雪機です。「ランスV2」と「ランスV3」の2タイプに、「自動式」、「手動式」、「オンボード」などさまざまなバリエーションがあります。

スティックタイプ降雪機は、ノズルの外側で水と氷核を混合させて雪を生成する外部混合方式を用いており、従来型のガンタイプ降雪機とは雪を生成する仕組みが異なります。
 テクノアルピン ランスと同じような構造のスティックタイプ降雪機は、エネルギー効率を重視するヨーロッパや北米のスキー場ではすでに主流となっており、特にヨーロッパでは従来型の「ガンタイプ」は完全に消滅してしまっています。しかし、これまでのスティックタイプ降雪機は、25barから35bar、またはそれ以上の高い水圧を必要としたため、比較的低い水圧で降雪することが多い日本のスキー場には向かない降雪機であるとして敬遠されていました。テクノアルピン ランスの必要最低水圧は、従来の同タイプ降雪機の常識を覆す12barから15barで、これまでよりも大幅に低い水圧での降雪が可能になりました。

 テクノアルピン ランスのメーカーであるテクノアルピン社は、1990年にイタリア北部のボルツァーノで創業した、人工降雪システムのトップメーカーです。2010年度の売上高は9,000万ユーロ、従業員数は約260名で、創業以来、世界42ヶ国、合計1,000以上のスキーリゾートに人工降雪システムを販売。2010年度の降雪機販売実績は2,600基で、人工降雪機関連製品、設備のマーケットシェアは41%(全世界、同社データによる)です。